2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春、バーニーズで

36 オカマと暮らしたことのある男と、バツイチでコブ付きの女が一緒になった日常を描いた連作短編集。 ページ数少ないし、行間が広い広い。 あっという間に読めたけど、なぁ〜んにも心に残らんかった。 ただ最後の「楽園」だけが異質でホラーか? 「ねぇ、そ…

フリーター、家を買う。

35 おーっ! ダメ男が性根入れ直して成長していくお話と、家族再生(父親のダメっぷりと姉の啖呵が見事)の物語ですね。 就職して3ヶ月で勝手に幻滅して辞めて、そんなんだから再就職もままならず、フリーターで職を転々とする。 そんな時、母親が重篤な鬱病…

嘘つき。―やさしい嘘十話

34 10人の作家による10話のやさしい嘘たち。 これってやさしいの?っと小首をかしげたくなるやつもあるが、概ね無害な嘘だった。 嘘は疲れるからつきたくはないけど、方便になるからねぇ。(^^; 表紙が「のだめ」だわ。

骸骨ビルの庭 上・下

32、33 大阪の十三(ローカルぢゃない人に。「じゅうそう」と読むんですよー!)に「骸骨ビル」呼ばれる3階建ての重厚な造りのビルヂングが舞台。 主人公は、大手電機メーカーを退職して、骸骨ビルの住人を穏便に立ち退かせる為の管理人として、そのビルに住…

カンタ

31 何だろうね、コレは。 う〜ん、今ひとつ話の展開や終わり方が腑に落ちない。 だから面白いとは思わなかった。 題名の通り「カンタ」という人物に焦点を当てているのかと思ったが、幼馴染みの相棒の方が主役度高いし。 カンタは障害持ちで、幼稚園からの幼…

三匹のおっさん

30 定年退職した剣道の達人と、居酒屋の元亭主の柔道家、そして機械弄りが得意で頭脳派の町工場の経営者の3人。 幼馴染の三匹の悪ガキが還暦を迎えた時、老人扱いを拒否して「おっさん」宣言。 町内で蔓延る悪に対抗すべく、ボランティア自警団を結成。 人呼…

半くずれ

なんとなく素通りできなくて、引き返してパチリ。 通りすがりの軒先に鎮座していた雪ダルマ。 久々の積雪だったけど、日向は既に融けてなくなっていた。 日向に置かれた彼(彼女?)も半くずれ。 ちょっと拗ねてるような?怒っているような?泣いているよう…

元職員

29 公社職員の男がタイのバンコクに旅行に来ている。 たまたま知り合った日本人から女を紹介される。 ま、娼婦だわな。 で、色々あるんだけど読み進めて行くうちに男には隠し事があることが分かる。 公金横領。 いつまでも隠し通せるわけがないと自覚するも…

【ジュネーブモーターショー12】アウディ A3 新型、公式画像が流出か

アウディが3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー12でワールドプレミアする予定の新型『A3』。同車の公式画像と思われる写真が、ひと足早く海外のメディアによってリークされた。 【ジュネーブモーターショー12】アウディ A3 新型、公式画像が流…

独アウディ、新型RS4アバントを発表

独アウディは14日、A4シリーズの最強モデル“RS4アバント”の写真と概要を公開した。3代目となるRS4アバントは、これまで通り、圧倒的なパフォーマンスと日常ユースで使える乗りやすさの両立が追求されている。 独アウディ、新型RS4アバントを発…

震災後

28 「こんな時だけど、そろそろ未来の話をしようか」 副題がこれ。 もちろん震災とは、先の東日本大震災のことである。 8章からなる物語であるが、正直に言うと最終章だけでもいいと思った。 それだけ最後は読ませる。 「未来」を子孫に引き継ぐ。 祖父から…

草間彌生

今日は代休を取って国立国際美術館でやってる「草間彌生 永遠の永遠の永遠」を鑑賞してきました。 圧倒されましたね。 写真が撮れない絵画がスゴかった。 「目」が特徴でしたね。 目、目、目、目が迫ってきます。 生と死に向き合った彼女の魂の叫びですね。 …

極北ラプソディ

27 現役医師だから書ける医療現場の混迷、医療システムの硬直化、医療と行政の対立の構図。 著者の危機感、理想の医療を盛り込みながらエンターテイメントな作品に仕上げてあるのはいつものこと。 「極北クレイマー」に続く北の破綻市でのメディカル・ドタバ…

素人がいっぱい(ラブホリックの事件簿)

26 連作ミステリーですね。 主人公は素人専門のデリヘル「ラブホリック」の店長。 で、店の女の子に絡む色々な事件を、店長の家に居候している大学時代のツレが難なく解決に導いてくれる。 でもその彼も世捨て人のように何か怪しいげにヨガなんかやってたり…

スウィート・ヒアアフター

25 あぁ、なんか「ほんわか」と、心があったまったなぁ。 ガツガツしていない、さらっと、マイペースで、周りを巻き込みながら生と死の狭間で心地良く生きていく。 彼氏とドライブ中に事故に遭い、彼は即死で自身はお腹に鉄の棒が突き刺さって臨死体験ののち…

【ジュネーブモーターショー12】アウディ TT RSにプラス、360psへ

アウディは10日、『TT RSプラス』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー12で初公開される。 同車は『TT』の頂点に立つ高性能グレード、「TT RS」をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデル。 【ジュネーブ…

新型「Audi A6 Avant」を発表 ボディの約20%をアルミニウムに、大幅な軽量化と効率化を実現

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:大喜多 寛)は、プレミアムアッパーミディアムクラスのステーションワゴン「Audi A6 Avant」をフルモデルチェンジし、本日発表、全国のアウディ正規ディーラー(105店舗:現時点)を通じ…

クライマーズ・ハイ

24 見事。 多岐に渡る登場人物の一人一人の個性が、存在感がリアル。 オノレとの戦い、同僚との戦い、組織との戦い、過去のしがらみとトラウマとの戦い、悔恨と苦悩と奮闘と、自分を取り戻し、家族と取り戻す壮大な物語。 地方新聞社の記者が主人公。 山好き…

サヨナライツカ

23 「サヨナライツカ」 婚約者が書いた一篇の詩。 その中に 「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと 愛したことを思い出すヒトとにわかれる」 とあった。 婚約者は後者であった。 婚約者を1人日本に置いて、男はタイで仕事に励む。 そこで出会った…

2月度のカレンダー

Cal

2月になってたの忘れてました。(汗) ってことで恒例のデスクトップカレンダーをいってみよー! Q3 ですな。 http://www.audi.com/com/brand/en/experience/audi_multimedia/audi_gallery.html

2012年1月度 外国メーカー車新規登録台数

1位 … VW 3,307台(前年同月対比 +19.9%) 2位 … Mercedes-Benz 2,151台(前年同月対比 +36.7%) 3位 … BMW 1,963台(前年同月対比 +37.9%) 4位 … Audi 1,907台(前年同月対比 +36.6%) 5位 … BMW MINI 790台(前年同月対比 +42.6%) 6位 … Volvo 600…

Audi Japan 広報 (^^;

・「Audi Green Tax Campaign」を実施 (2月8日/Audi Japan) こちらは3/25まで。 Green Supportクーポン 10 万円分が 20 名に当たる! ・「The new Audi A5/S5 Lineup Debut Campaign」を実施 (2月7日/Audi Japan) あっ、フィンランドに行きたい!(笑) 2/…

半落ち

22 現職警察官が妻の首を絞めて殺害した。 妻は重度のアルツハイマー病を患っており、正気の時に「殺してくれ」と頼まれて思い余っての嘱託殺人であった。 彼は自首したのだが、殺害から二日経っていた。 殺害方法、動機については素直に語るも頑なに二日間…

スイングアウト・ブラザース

21 薄毛と、痩せで長髪と、デブのモテない30代の3人組。 その彼らが大学のサークルの女先輩の経営するエステティック・サロンのモテ男養成講座で男を磨く奮闘記であった。 まぁ、モテない男の典型的な例がここにあり、どうやったらモテるのかという、よくあ…

Coffee Blues

20 やはり彼の作品は、独特の時間の流れ方をしますね。 東京バンドワゴンに繋がる下町慕情がたまらなく好きです。 主人公は北千住の洋館をブルースを聴かせる珈琲館の主。 彼には結婚を約束した彼女を麻薬の売人に薬漬けにされて殺された悲しい過去があった…

黙秘 裁判員裁判

19 主人公は、5年前に愛する一人娘をストーカー野郎に轢き殺されていた。 ストーカー野郎は、単なる交通事故の過失致死罪にしか問われず、3年の服役で出所していた。 ところがストーカー野郎は殺され、主人公が殺人罪で逮捕された。 この裁判が裁判員裁判で…

コイン・トス

18 著者の作家人生をも変えさせた先の9.11、アメリカのWTCが倒壊した同時多発テロ。 その経験を元にアレンジされたのが当作品。 外資系証券会社のディーラーとして活躍していた主人公の男性が会社を追われて警備会社のガードマンとして再就職していた。 その…

歪笑小説

17 12篇に別れている連作短篇集。 出版業界、作家界の裏側を覗き見る感じで笑えます。 でもこれが現実なのでしょう。 東野氏のユーモアたっぷり、見事な暴露ぶり。(笑) 毒をもって毒を制す。(違) 唯一の書き下ろしが「巻末広告」。 文庫本お馴染みのやつです…

眠る鯉

16 7篇からなる短篇集ですね。 死期の近づく晩年になって、過去に置き去りにしていたものを取り戻す、または既に亡くなっている愛する人を偲びながら自分はこの先どう生きていくのか、そんなことが書かれた物語です。 全体的に読み易い作品群でした。 残りの…