2012-02-02から1日間の記事一覧

歪笑小説

17 12篇に別れている連作短篇集。 出版業界、作家界の裏側を覗き見る感じで笑えます。 でもこれが現実なのでしょう。 東野氏のユーモアたっぷり、見事な暴露ぶり。(笑) 毒をもって毒を制す。(違) 唯一の書き下ろしが「巻末広告」。 文庫本お馴染みのやつです…

眠る鯉

16 7篇からなる短篇集ですね。 死期の近づく晩年になって、過去に置き去りにしていたものを取り戻す、または既に亡くなっている愛する人を偲びながら自分はこの先どう生きていくのか、そんなことが書かれた物語です。 全体的に読み易い作品群でした。 残りの…