眠る鯉

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7篇からなる短篇集ですね。
死期の近づく晩年になって、過去に置き去りにしていたものを取り戻す、または既に亡くなっている愛する人を偲びながら自分はこの先どう生きていくのか、そんなことが書かれた物語です。
全体的に読み易い作品群でした。
残りの人生をどう全うするのか、ちょっと過去を振り返りながら考えてみようかしら。(^^;