2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

7月24日通り

79 地味で、控え目で、妄想癖のあった夢見る少女がそのまま大人になって、ダメだと分かっていても敢えて一歩踏み出して憧れの人の元へ行く、そんな恋愛下手な女の恋愛小説。 生まれ育った街を、行ったこともないリスボンの街並みと重ねて通りや広場、カフェ…

グレイヴディッガー

78 本作は設定がいい感じ。 凶悪な犯罪以外は全て手に染めた主人公(男)が、自身再出発の意味で「骨髄提供」の善業を何があっても全うしようとする。 そういう背景の上で、謎のカルト集団と警察、そして「グレイヴディッガー」と呼ばれる殺人鬼からの逃走する…

シアター!

77 小劇団の「シアターフラッグ」が舞台。 一人のプロの声優が劇団に入って、劇団崩壊! 負債300万円を背負って解散の危機に瀕するが、主宰の兄が負債を肩代わり。 但し、劇団の収入のみで2年で全額返済、返済できなければ劇団解散、という条件付きで。 売れ…

サムライDays、欧州Days

76 はい、結論から申しますと、買うほどのもんじゃない、図書館で借りて読むので十分だと。 子ども時代やユース時代が分かってそれなりだけど、彼のブログを読んでる身としては新鮮味がないし、構成もちぐはぐ。 ま、サッカーを頑張ってくれい!

背の眼

75 道尾氏のデビュー作で、「真備シリーズ」第一弾なわけです。 「霊現象探求所」所長の真備と、助手の北見、ホラー作家で真備の親友の道尾の3人が真備の元に持ち込まれた霊現象の解明を綴ったもの。 写真の背に写った不気味な眼。 その人は後に自殺する。 …

オレンジの壺 上・下

73、74 現在、父が祖父から引き継いだ事業は順調に伸びている。 末娘の佐和子は結婚して1年足らずで破局を迎え、女性としての魅力はないとの捨て台詞を残された傷心が癒えない25歳の平凡な女。 父から2000万円の小切手を手渡され、何か事業を興せと言われる…

へんてこ隣人図鑑

72 一篇が8〜9ページのショートショートが24篇。 まるで星新一か筒井康隆か、ってな感じのシニカルな笑を誘う。 ま、他愛のない、取るに足らないと言ったら語弊があるが、生活に潤いを与えてくれる清涼飲料水みたいなもんか。 一連のショートショートとは別…

氷山の南

71 冒険小説という位置付け。 主人公は交換留学としてニュージーランドの高校を出た後、現地でスキーのインストラクターや山岳ガイド等をやって食いつないでいた18歳の日本の青年。 南極大陸から分離した巨大氷山を特殊繊維でできた布でくるんで船でオースト…

5月度のカレンダー

Cal

あぁ、5月になっちまったなぁ・・・ GW? 関係ねぇなぁ。 普通にカレンダー通りで、何処行くあてもねぇなぁ。 ってことで恒例のデスクトップカレンダーをいってみよー! RS Q3 コンセプトですな。 http://www.audi.com/com/brand/en/experience/audi_multime…