グレイヴディッガー

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本作は設定がいい感じ。
凶悪な犯罪以外は全て手に染めた主人公(男)が、自身再出発の意味で「骨髄提供」の善業を何があっても全うしようとする。
そういう背景の上で、謎のカルト集団と警察、そして「グレイヴディッガー」と呼ばれる殺人鬼からの逃走する。
そのスピード感、恐怖感の演出がいいね。
中世ヨーロッパの魔女裁判が流行っていたころに出現したグレイヴディッガーと呼ばれる殺人鬼を模した連続猟奇的殺人の残虐さ、カルト集団の執拗さ、公安警察の一般市民からすればあり得ない正義感が、さらに作品を面白くしている。
グレイヴディッガーとは何者なのか、カルト集団の目的とは?
主人公は果たして骨髄提供出来るのか?
手に汗握る展開に拍手!