疾風ロンド

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なんぢゃこりゃぁ〜!
やられた。
イヤな予感はしていた。
いきなり文庫の「白銀ジャック」 と双璧をなす、まさかの文庫書き下ろし、駄作だ!!
もう、全編スノーボードで滑るがごとくノリが軽い。
深さ、奥行きがない。
生物兵器を盾に大金を脅し取ろうとした犯人が冒頭で交通事故死?
ギャグ小説かと思ったわ。
生物兵器を扱ってるのにセキュリティ甘すぎだろ。
リアリティがない。
上司と部下の電話のやりとりなんか漫才ですか?
ガキの恋もどうでもいいし、パトロール隊員とボーダーの女との仲もあからさま過ぎて面白味がない。
妹が死んで、嘆き悲しむ母親とクラスの皆との間で苦悩する少年の描き方も中途半端。
生物兵器を奪って大金をせしめようとする姉弟のおバカ加減にもウンザリ。
衝撃、もとい笑撃の結末に脱力すること請け合い。
東野さん、片手間にチャチャっと書きました??
これ単行本でなくて良かったよ。
はぁ・・・・
ま、あくまでも私の個人的感想ですから受け取り方も人それぞれということで。(^^;
購入して読んだ本の批評は容赦しないよ。


ちなみに「疾風」を「はやて」と読ませた場合、かかるとすぐに死ぬ疫痢の意味があるとか。
この辺は炭疽菌に掛けてる?