たったひとり

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ホラー小説だよね。
そんな怖くはなかったけど。
恐怖を誘うというよりも極限状態に置かれた人間がどうなるのか、という状況を愉しむ(ヲィ)本だな。(^^;

大学の廃墟探検サークル「時旅」に所属する男女5人が、27年前に土砂崩れで半壊したラブホテルを探検した時に遭遇した奇妙な出来事のお話。
5人全員がホテル内に入った途端にタイムスリップ。
丁度27年前の土砂崩れで半壊する30分前の現場に。
30分が経過して土砂崩れに遭うが、気が付けば土砂崩れ前の元の状態に。
そして土砂崩れに遭って、またまた元に、の無限ループに陥る。
但し、2分ずつ土砂崩れまでの時間が減っていることに気付く。
また、27年前と同じ男3人、女2人の組み合わせにも気付く。
その時唯一生存確認ができたのがホテルの受付の男。
あとは二組の男女で、一人だけ遺体で発見されたのだった。
かくして、この無限ループから抜け出すために一人だけ犠牲になったのだから、一人ずつホテルに残ってやり過ごせば、そのうち誰かが犠牲者になって他の4人は助かるという寸法。
一番目の男は無事だった。
二番目の女も無事だった。
そして・・・こに極限状態の中で見せた人間の浅ましさ、愛憎が面白い。(ヲィ)
で、結果は・・・あっそう、そうなったか、ふぅーん。。。
ま、そんなもんか。(^^ゞ