ブランケット・キャッツ

235

レンタル猫と人との2泊3日の関わり合いを描いた作品が7編。
あるペットショップがやっているレンタル猫。
決まり事として貸し出し期間は2泊3日で延長は無し。
1ヶ月の間隔を空けないと次を借りれない。
猫と一緒に貸し出すブランケットは洗わない、離さない等々。
お気に入りのブランケットがあれば、借主がコロコロ変わっても猫は安心して寝ることができ、冷静でいられるという設定。
いろいろな猫がいろいろな人達の哀しみや孤独を癒してくれる。
この作品に出てくる猫たちは皆役者です。
自分の役割を理解し、借主が何を望んでいるのかを察知する賢い猫たちに比べ、人間って弱いなぁっと、物語であることを差し引いても多分そうなんだろうと思う。

もし、動物を飼うとしたら断然猫がいい。
人に媚びないその姿勢に、孤高の存在に敬意を表して猫とともに暮らすのもいいかもね、先のことは分かんないけど。(^^ゞ