2012-12-21 午前零時 読書 229 午前零時を境にして運命が、世界が、何かが変わる。 ミステリアス、ホラー、恋愛、13人の著者が描いた13の物語。 それぞれに味があって楽しめる、「午前零時」という共通のお題目で書かれた短編集。 その中で気に入った作品は貫井徳郎さんの「分相応」かな。 美人で金持ちの令嬢と結婚した男が、情けないことに妻が本当に自分を好きでいてくれているのか気になって、なぜか分相応の相手と浮気しようとしてことごとく失敗し、つまるところ分不相応の美人の妻の元に戻らざるを得ないという阿呆らしいお話。(^^; ま、何て言うかホント莫迦な男だ。