ミーナの行進

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あぁ、なんか「美しい」と感じました。
古き良き時代の香りがプンプン。(^^ゞ
母親の都合で伯母宅に預けられた朋子。
岡山から兵庫県の芦屋の超豪邸へ。
お姑さんがドイツ人で、背の高い素敵な伯父がいてる。
そして喘息持ちで、痩せてか弱いがしっかりしていて、読書好きで、マッチ箱を集めていて、そのマッチ箱の図柄から文章を創作する小学生の女の子ミーナがいた。
その少女とその少女の温かい家族と過ごした1年あまりの様子が描かれており、それが美しい情景を思い起こさせる。
年月を経て、カバに乗ってでしか学校に通えなかったか弱い少女から、ドイツで翻訳出版エージェントを興して独り立ちした大人の女性へと成長した。
そんなミーナの力強い行進が最後に待っていた。