骸の爪

86

真備シリーズ第2弾。
今回は仏像工房が舞台。
ホラー小説のネタにそこを訪れた道尾は恐ろしい体験をする。
心霊現象探求所の所長の真備と助手の北見に相談し、彼らと共に仏像工房を再び訪れる。
そこで事件が発生。
仏師の失踪、20年前の忌まわしい事件がホラーものらしく絡まる。
が、真備が真相を解き明かす。
お前は金田一か?(^^;
蓋を開けてみれば、どれもこれも心霊現象とは無関係というオチ付き。
ちょっと無理があるのでは?と思わせる所もあるんだけれど、十分楽しめました。
丹波や但馬の方言で「むくろ」とはモグラのこと。
作中に頻繁に出てくるけど、やはり「骸」と引っ掛けてるんやろねぇ。