マエストロ

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ダイヤモンドの販売会社の広告塔としてCMに出たり、コンサートで演奏をする美貌のバイオリニストが主人公。
副社長がパトロン
月一回抱かれることと引き換えに一流半の腕前であっても、名声と富を手に入れた世間知らずのお嬢さん。
良い音色を奏でるバイオリンの価値を理解しないブランドにこだわるが故に罠にかかり、奈落の底へ。
全てを失ってゼロから這い上がり、最後に本物のバイオリニストとして再生する。
老いぼれの称号なき名工とのやりとりが読ませる。
屈辱と復讐が思わぬ展開に至るところの互いの心理描写がいい感じ。
ただ、かつてのライバルで、自分より抜きん出た技量を有していたが、第一線に居続けるプレッシャーに負けて退いた女が主人公の再生に力を貸すあたりはちょっと?な感じでした。