2011-10-07 衛星を使い、私に 読書 133 無機質で冷たい感じだった前作までのクロハとは違った、若き警察官の、確かに赤い血が流れてる人間味のある形で描かれている。 今回は麻薬と交通事故裁判に関わる連作短編集でした。 クロハこと黒葉佑の緊張したり、怯えたり、動揺したり、感情のまま突っ走りそうになったりと初々しいことこの上ない感じがリアルで良かった。 ま、ちょっとスーパーぶりの片鱗を見せつけることも忘れていないが。 次作は本編に戻った新たな展開を書いて頂けるのだろうか。 期待してます。