2011-09-29 不発弾 読書 128 6編の短編集。 ブラックユーモア的なヤツとかが何編かあったが、内容的にはイマイチだったかな? それよりも内面を描いた作品が良かったと思う。 表題作の「不発弾」は、父親の悲哀が身につまされる。 怒りたいのに、ブッチ切れたいのに、爆発したいのにそれらを成し得ない。 だから「不発弾」。 もう一作品「幽霊」も良かったね。 本当の幽霊ではなく、いるかいないのか分からない左遷されて都落ち状態の男の比喩だ。 再起復活して "辞表" を出す挙に出た様が痛快!