エコイック・メモリ
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前作プラ・バロックの続編ですね。 機捜のクロハに命令が下る。 ネットの動画サイトにアップされた「回線上の死」という名の私刑によって殺害される様を撮った映像、これが4本。 ことの真贋を3日で捜査せよと。 無理難題ではあったが、彼女は撮影現場を見つけてしまう。 おまけに被害者の死体まで。 機捜の彼女ではあったが、この事件での捜査本部に参加を命じられる。 警察という閉鎖社会にあって、女というだけで、さらに機捜からの派遣ということで方々でいい顔をされない。 捜査の過程で近づいてくる闇社会の男とマスコミの女。 そして、たった一人の家族である姉の甥っ子の親権問題が絡み合い、物語りを多角化していく。 犯人逮捕で約半分の文量。 やはり首謀者は他にいた。 意外だった人物。 はみだしデカのクロハのはみだしぶりもヒヤヒヤもんです。 終わり方を見ると、更なる続編というかシリーズ化される予感。 人名のカタカナ表記も、仮想空間でのアゲハというアバター名も健在でした。 |