2010-06-02 竜の涙 読書 84 都内の一等地にある古い雑居ビル。 そこに「ばんざい屋」という小料理屋があった。 そこへ訪れるいろんな人達が持ち込む悩み、怒り、悲しみを柔らかく包み込んで流しさり、喜びや幸せをふっくらふらませることのできる、そんな女将が作る京料理をアレンジした料理がこの物語に華を添える。 安らぎを与え、会話を弾ませる素晴らしいお店と料理と女将。 いいなぁ、こういう店にぜひ行ってみたいですね。 物語の中だけに留ておくのは実にもったいない。 「万歳屋」かと思った。(^^; もちろん惣菜、おかずの意味の「おばんざい」です。