アトミック・ボックス

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読了。

逃走劇だね。
父親が遺したCDメディアが1枚。
これを巡って警察が、公安が、父の娘(主人公)を追う。
追われるから逃げる。
顔見知りの老人や父と懇意だった新聞記者、友人を頼って逃げる。
行先は東京。
父が昔携わっていたプロジェクトの元締めの男に会いに。
その真意を質すために。

そのプロジェクトとは原子爆弾の自主開発!
なぜ父が? 漁師として生きた男ではなかったのか。
アメリカの妨害による開発の頓挫。
情報が北朝鮮に漏洩して核開発に繋がった国家的失態。
なんか作り話とは思えない微妙なリアルさが不気味。

アトミック・ボックス、それは原子爆弾に関する書籍を放り込んでただけの箱だったのに。。。。