アンマーとぼくら

75

読了。

アンマー … お母さん。
継母と沖縄で過ごした3日間の物語。
親孝行というよりは、3日で死んだ父と過去の自分と継母と家族をやり直す旅だったようだ。
どこか夢と現が、虚実入り混じった不思議な感じ。
読んでる途中で「コイツ死んでる?」なんて思ったが、思い過ごしだった。
ほっこり話がホロリ話に。
新しい命が誕生して、老いた者は去る。
新しく家族が、順繰りに継承されていく。
沖縄の風習、言葉、信仰が、新鮮で懐かしい。
沖縄の厳しさが、優しさが、心に沁みてく。
いいお話でした。