橋を渡る
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読了。 春夏秋冬の4章仕立て+エピローグ。 確かに新次元の群像ドラマなのだろう。 春夏秋は互いにちょっとだけ関わってるけど独立したお話で普通に進み、冬でいきなり70年後の近未来に飛んで3話の焦点が合う。 そこは殺伐とした世界。 「サイン」と呼ばれる血液から生み出された「人間」が奴隷や便利屋のごとく扱われてる世界。 そこに時空の割れ目から70年前の男がやってきた。 こいつが秋の章でフィアンセを殺害し、捕らわれて護送中に忽然と姿を消した男だった。 こいつとサインの男女3人で70年前に戻った世界がエピローグに描かれている。 それぞれ分岐点でちょっとずつ変化が見られた。 これで未来が変わるのか? 変わらんヤツが一人だけいるが。。。 なんとなく読後感がスッキリとはしない。 突然70年後に話がぶっ飛んだからなのか、それがまた元に戻ったけど希望していた戻り方では無かったからか、それともお気楽なハッピーエンドでは無かったからか。 |