バベル九朔

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読了。

なんか頭がこんがらがって、後半、特にラストが今ひとつわからん。

「バベル九朔」は雑居ビルの名称で、「九朔」はビルを建てた人の名。
主人公の九朔は祖父が建てた5F建てのおんぼろビルの管理人をやりながら日の目を見ない小説を書いている作家志望の男、青年である。
主人公の前に全身黒ずくめで妙に胸元が露わなカラス女が突如現れた所から物語は奇妙な展開に。
カラス女に追い詰められて思わず触れた小さな油絵の中に吸い込まれた九朔。
そこで出会った少女から渡された鍵を渡され、開けて入った建物は天を貫くバベルの塔
程なく追ってのカラス女がやってきて、死んだはずの九朔の祖父や出会った少女が伯母で、etcうんぬんかんぬん。。。。
うーん、ややこしくて難しい。
結局バベルとは光と表裏一体の闇で、人の欲望と無駄で叶うことにない夢を喰らって成長し続けてると。
で?
主人公が祖父の後を継いで闇のバベルの管理人に収まったと??
でで???
何事も無かったように日常は淡々と流れていくのだろう。
メデタシ!(泣)


言葉は力、呪を纏うなり。