赤毛のアンナ

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読了。

赤毛のアン」へのオマージュを込めた作品。
主人公は志場崎安那(しばざきあんな)。
赤毛の少女で、愛読書はもちろん赤毛のアン
父は生まれて間もなく病死し、母も8歳の時に事故死していた。
天涯孤独の身となった安那(通称アンナ)は施設に引き取られた。
気丈にも明るく振る舞う少女の姿が痛い。
8歳でできることなのか?
アンナは施設の子達を、大人達を持ち前の明るさで盛り立て、慕われる存在に。
そのアンナが施設を巣立ってから十数年後に傷害事件を起こして逮捕される。
一体何があったのか。
昔の仲間達が集まって、彼女の起こした事件の真相を突き止めようと本邦する。
その過程で分かったあの時の数々の疑問が、アンナの辛い真実の過去が露わになっていく。

と、まぁこんな感じなのだが、こんな良い奴おらんやろ。
自分を犠牲にして相手を助ける。
聖人君子か?
ちょっと出来過ぎのお話でした。