札幌アンダーソング

20

変態的なミステリーという位置付けが可笑しい。
肛門にゴーヤを突っ込んで変死している男の発見から思わぬ展開。
過去に事故死として処理された局部や肛門に野菜を突っ込んで亡くなっていた2名の事件との関連性を疑った刑事が、ある青年に相談を持ち掛けた。
変態の専門家にして天才の春。
4世代前までの先祖の記憶を持って生まれた奇特なヤツ。
見たものを瞬時に記憶できる頭脳と、男にしておくのが勿体無いほどの美青年。
なんでも興味を持ち、体験しなければ気の済まない体質。
そんな彼は、一瞬にして3つの変死の共通性を見出し、犯人を挑発する行動に打って出る。
敵は動いた。。。。が、さらなる事件が。
もう一人の天才、裏社会に生きる闇の天才との対決が始まった。
ちょっと表紙がラノベっぽいキャラ絵なので、素で持って読むにはちょっと抵抗があったが、中身はなかなか面白かったですね。
北海道開拓時代から連綿と続く闇組織で行われているおぞましい行為。
その内容はともかく、確かにフリーメイソンっぽいぞ。(^^ゞ
続編を匂わす終わり方でした。