北天の馬たち

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主人公は、母親と共に喫茶店を営んでいる男。
空室だった喫茶店の2階に二人の男が探偵事務所を開いた。
主人公は二人の探偵仕事を手伝わせてもらうことになったが、二人の結束は硬くて疎外感を感じていた。
それとともに疑問点も感じ始めていた。
なかなか本当の目的を打ち明けてくれない、二人は過去を語らない、探偵を手伝ううちに何か相手を罠に嵌めてるような気がすると。
二人には内緒で独自に調査してみると・・・

なかなかのミステリーでした。
殺された友人の愛娘を護るために探偵という仮の姿で、人とは思えない犯人とその兄弟を貶めていく。
そのやり口が回りくどくて主人公が翻弄されるわけだが。
最後はどうなったのか?
殺ったのは確実だけど、刺し違えになってないだろいか。
このいろいろな推測、想像が楽しい。(^^;