鏡の花
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何となく不思議な連作短編だった。 3組の家族が出てくるのだが、少しずつ話が違っている。 5章仕立てで、3組の家族を真ん中に置いて、正五角形の位置に鏡を置いて見たよう。 それぞれの鏡には3家族が映っているのだが、映っている角度がそれぞれ異なっている。 誰かが死んでいるのだが、そも誰かが全部違う。 ちょっとした手違いや、小さな行為の影響でその結果が左右される怖さが出てる。 で、最後の6章で昇華されるのかなと思ったけど。 3家族プラス宿屋の家族総出。 誰も死んでない。 そして鏡にまつわる話が出てくる。 鏡は、この世とあの世の境目、入り口なのだと。 悪くはないが、ちょい昇華(消化)不良気味かな?(^^ゞ |