ちっぽけな恋

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「珈琲屋の人々」の続編だ。
今日も訳ありの人たちがコーヒーを飲みにやってくる。
熱々の美味しいブレンドコーヒー。
それにしても、そんなに人を殺めたことのある男の「右手」を見たいもんかね。
ちょっと違和感あるけどね。
ま、そんな(どんなんだ?)連作短編が7編。
ハッピーな終わり方をしないものが2編、それも最後の「指定席」がヤバイ終わり方をしている。
こりゃ続編決定?

いろいろ面倒なことを解決していくのだが、そこは柔道で鍛えた頑強な体をもってしてだ。
言葉で諭すこともあるが、力勝負の時もある。
ちょっと微妙なやり口だわな。
でもまぁ、喫茶店や古本屋、図書館関係を題材に、舞台にした本は好きですね。