2012-12-25 誰かが足りない 読書 233 足りないものを充たすために訪れるとびっきりのレストラン「ハライ」。 美味しくて予約しないと入れない人気のお店。 哀しみや悩みを乗り越えて、気持ちが前向きになった時に予約するといい。 ハレの舞台。 「ハライ」には「晴れ」の意味がある。 認知症のおばぁちゃん、幼馴染のヨッちゃん、ビデオカメラを撮っていないと会話できない兄、オムレツをひたすら焼き続ける青年、失敗の匂いを嗅ぎ分けてしまう女、色々な人達が諦めや逃避から立ち直り、偶然にも同じ日同じ時間に「ハライ」に集まった。 さて、レストランを出る時には、新たな物語が始まるのだろう。