キシャツー

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あぁ、青春だなぁ・・・
たった1両編成で1時間に1本。
北海道の海辺を走る多分架空のローカル線。
表紙絵にパンタグラフがない車輌が描かれているのでディーゼルカーですね。
その汽車で通学するから「キシャツー」。
そのキシャツーする高校生の仲良しひらがな三人組の少女たち。
海岸で一張りの真っ赤なテントを発見し、誰だろう?と噂しているところへ同じ高校に通う幼馴染の1っコ上の男子とその友人、そして同じく美しすぎる1っコ上の女子。
結局テントの主は高校生男子で、血の繋がらない姉を探しに東京からやってきたという。
皆で彼の姉を探すことに。。。
彼、彼女らの青春を謳歌している様に羨ましい気持ちがフツフツと。
自分の想いについて悩み、家族のことで悩み、将来について悩み、そてぞれが答えを探る。
いろいろな人との出会い、繋がりが彼、彼女らを成長させていく。
甘酸っぱくほろ苦い青春小説。