カササギたちの四季

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赤字経営の続く「リサイクルショップ・カササギ」を舞台に、そこの店長の華沙々木(かささぎ)と副店長の日暮(ひぐらし)、そしてそこに入り浸っている中学生の少女の南見(みなみ)が織りなす脱力系(?)のお話。(^^;
店長は商売そっちのけで事件に頭を突っ込んで迷探偵ぶりを発揮。
少女は店長に憧れているが暗い過去を持つ。
副店長はガラクタを高額で買い取らされる商売ベタだが、店長の迷探偵ぶりを上手く軟着陸させて本当の名探偵ぶりをこっそりとこなす。
店長をフォローするのには訳があった。
二度と少女の顔から明るさを失わないために。
四季を章仕立てにし、それぞれに登場人物の名を課す遊びぶりもいとおかし。(笑)
なかなか楽しめました。