2012-06-03 サファイア 読書 99 7篇の短編集。 各物語に「宝石」が出てきますが、特に統一感はないですね。 「告白」の毒気を期待してはダメ。 だいぶ柔らかくなってしまったようで、この辺は意図的なのかどうか分かりませんが、少し残念。 それでも今回の短編は基本ブラック。 感動的な話になるのかな?と思わせといてお約束のオチに少し胸を撫で下ろす。(笑) 最後の2作は連作短編の形になっている。 この物語に出てくる架空の「墓標」というのがあるんですが、こいつを膨らませて作品にしたら面白そうなんですけどね。 毒気復活でお願いします。 案外、著者も織り込み済みだったりして。(^^ゞ