2012-05-24 漂流家族 読書 89 色々な「家族」が8篇登場。 これこそ「家族八景」。(笑) 家族関係が希薄になってきたこの頃、親を親とも、子供を子供とも思わない凍りついたような家族の情景が背筋を寒くさせる。 自分よがりな人々が築く家庭は何処へ行くのか。。。。 遺言、遺産、不倫、再婚などをブラックなフィルターを通して、あるいは本当の優しさを不器用に、あるいは哀しみを笑顔に変えて昇華させている。 最後の一篇の最後にやっと救われる思いがした。 ウチ? ウチは幸せっすよ。(冷汗)