2011-10-16 中野トリップスター 読書 138 いや、正直あまり期待してなかったんだけど、面白かったわ。 内容はというと、チンケな旅行会社を隠れ蓑にした韓国武装スリ団の受け入れ支援をする「迎え屋」を暴力団のシノギを任された男とその仲間たちのドタバタなのだが、各章の終わりに別の挿話があって、全ての挿話と最終章のダチとの車の中でのやりとりが冒頭のに繋がり、1本のシリアスな物語が完結する。 笑を誘う各章のドタバタとは裏腹な、裏社会の理不尽な真相に驚愕を覚える。 このギャップが作品の奥行きを広げていて楽しめた。