誘拐の果実

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出だしは刑事ざたにならなかった乳児誘拐事件から始まる。
これが最後の方の伏線に?・・・ならなかった。(え)
病院長の孫娘が誘拐され、身代金ではなく入院患者の命が目的という前代未聞の事件と、それと対をなすような別の19歳の少年を誘拐し、株券で身代金を要求して来た事件。
いずれも被害者は無事帰ってきたのだが・・・
2つの事件の共通項は?
二人の家庭環境と二人の刑事の追及。
ミソは「動機」なのだが。。。
そこへ至るまでの緻密な構築も「動機」がねぇ、無理があるんじゃないかと。
ちょっと惜しい。
終わり方がよかっただけに悔やまれます。