2010-12-04 未練 読書 185 女刑事音道貴子シリーズですね。 この短編集では、刑事ではなく一人の人間、女としての弱さが、ごく普通に描かれている感じ。 どうしようもない、猟奇的で悲惨な犯罪に憤り、おののく女がそこにはいた。 前作で人質となって精神的なダメージを受けてから立ち直ってない設定なんでしょうね。 なにげない日常の中にぎすぎすしていない、ホッとする一瞬もあって、いい感じの作品に仕上がっています。