終の住処

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第141回芥川賞受賞作である。
それにしても行間が広い。(笑)
短編「ペナント」を収録して何とか単行本の体裁を整えたって感じ。
すぐに読めてしまいます。
内容は難解で意味不明。
何となく結婚したような夫婦の夫目線の凍りついた関係が描かれている。
自分勝手で、嫁さんときちんと向き合わない浮気者
弱い人間だ。
離婚を考えるが、そのとき嫁さんから妊娠を告げられる。
間の悪い男。
そいつが一念発起して家を建てる。
注文建築だ。
だが彼は単身アメリカに赴任させられる。
でも家に帰ってきたら大きくなった娘はアメリカに留学。
このまま一生を嫁さんと二人きりで死ぬまで一緒なのだと悟る。
11年もの間、口を利かなかった時期もあったのに。
って、それはどういうこと????