相棒

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なんとまぁ奇想天外な。
時は幕末、大政奉還を間近に控えた京都で、15代将軍慶喜と西郷吉之助(後の隆盛)との密談に出向いた折、洋式銃にて狙撃される。
この慶喜暗殺未遂事件に対して下手人捕縛の為に犬猿の仲の新選組副長の土方歳三海援隊隊長の坂本龍馬とを組ませ捜索に当たらせるという史実無視の創作物語。
このコンビと暗殺未遂以外は、ほぼ伝承通りでしょうか。
犯人は判明するんだけどね、何かうやむやに。
その犯人が今度は龍馬暗殺に?
たった2日間ではあったが、確かにそこには「相棒」と呼ぶべき親密さ(いびつではあるが)がこの物語を面白くしている。
さいごの、これまた史実をひっくり返す大どんでん返しは予想はしたが、やはりぶったまげ。
最後の一行まで可笑しかった。(^m^)