下流の宴

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いやぁ、宴でしたねぇ。(^^ゞ 上流階級の端くれにいると勘違いしている母親を持つ高校中退のイケメン プー野郎(翔)の恋人が主人公。
沖縄出身で、高卒で、親は離婚してて、上京して簿記2級をとったものの経理のアルバイトしかない下流と蔑まれるポジションにいる珠緒。
翔と珠緒は同棲中で、結婚したいと翔の親に紹介されるもだが、私の母は医者の嫁で私達とあなたとは育ちが違うと言われる。
怒り狂った珠緒がとった行動は、医者が偉いのなら医者になってやると担架を切る。
それから珠緒は死物狂いで勉強するのだが。。。。
地方の国立医大に見事に合格するも翔とは分かれる結果に。
ま、当然でしょ。
世の中そう簡単にうまくいくことなんて皆無なんだろうけど、下流の本流に飲まれつつあることに気付いていない翔の母親が哀れでした。
所詮上流なんて、ほんの一握りで、あとはどんぐりの下流だ。
翔の煮え切らない、向上心のない世捨人には同情の余地なしだね。
翔の妹もとんだ喰わせもんだが、最後はざまぁみろだ。
下流に浸っている私は、ほんの少し溜飲を下げることのできた作品でした。(^^;