Fake

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いやぁ、騙されました。
作中でも、騙し、騙され、心理戦の駆け引きがドキドキです。
主人公達が話の展開上負ける訳がないと思ってましたが・・・アレ?
それでもどんでん返し??

主人公である私立探偵のもとに、旅行会社に勤める男が2浪中のバカ息子を連れて東京芸大裏口入学を依頼してきた。
知人の現役東大生の娘と連んで、小型CCDカメラ、骨伝導スピーカー、Foma網への通信機能を内蔵したメガネでセンター試験カンニングをバカ息子にさせる。
絶対にばれないはずだったのに誰かが警察に垂れ込んだ。
おかげで私立探偵は廃業、知人の娘は退学、バカ息子は受験資格を剥奪、バカ息子の親父は区議会議員を辞職。。。。って、アラ??
依頼人は親父ではなかったのだ。
全ては罠だった。
主人公は嵌めた男を調査する。
男は暴力団親分の愛人の子で、カジノのおーなーであった。
金に貪欲なやつで、誰をも信用しないやつだった。
男に復讐するために10億円のポーカー賭博を持ちかける。
男がまともな勝負を仕掛けてこないだろうことは分かっていたが、相手の条件をすべて飲む形で勝負を挑む。
主人公は、また超小型CCDカメラで相手のカードの手の内を読み、勝負か降りるかして10億円を騙し取る作戦にでるつもりだった。
果たして結果は。。。。
しかし、主人公も懲りないね。
同じ手を使うかね。
それにどう考えても10億円の賭博なんて現実味がなさすぎる。
最後のどんでん返しにしたって。。。
と、粗探しはよそう。
十分楽しめました。
騙されたと分かった時には少しムッとしましたが。
敵を欺くには味方から??