Fake
131
いやぁ、騙されました。 作中でも、騙し、騙され、心理戦の駆け引きがドキドキです。 主人公達が話の展開上負ける訳がないと思ってましたが・・・アレ? それでもどんでん返し?? 主人公である私立探偵のもとに、旅行会社に勤める男が2浪中のバカ息子を連れて東京芸大の裏口入学を依頼してきた。 知人の現役東大生の娘と連んで、小型CCDカメラ、骨伝導スピーカー、Foma網への通信機能を内蔵したメガネでセンター試験のカンニングをバカ息子にさせる。 絶対にばれないはずだったのに誰かが警察に垂れ込んだ。 おかげで私立探偵は廃業、知人の娘は退学、バカ息子は受験資格を剥奪、バカ息子の親父は区議会議員を辞職。。。。って、アラ?? 依頼人は親父ではなかったのだ。 全ては罠だった。 主人公は嵌めた男を調査する。 男は暴力団親分の愛人の子で、カジノのおーなーであった。 金に貪欲なやつで、誰をも信用しないやつだった。 男に復讐するために10億円のポーカー賭博を持ちかける。 男がまともな勝負を仕掛けてこないだろうことは分かっていたが、相手の条件をすべて飲む形で勝負を挑む。 主人公は、また超小型CCDカメラで相手のカードの手の内を読み、勝負か降りるかして10億円を騙し取る作戦にでるつもりだった。 果たして結果は。。。。 しかし、主人公も懲りないね。 同じ手を使うかね。 それにどう考えても10億円の賭博なんて現実味がなさすぎる。 最後のどんでん返しにしたって。。。 と、粗探しはよそう。 十分楽しめました。 騙されたと分かった時には少しムッとしましたが。 敵を欺くには味方から?? |