片想い

74

性同一性障害を扱った長編ミステリー。
体は女性なのに心は男性。
そんな彼女がマネージャーをしていた某大学のアメフト部。
卒業してからも年に一回の同窓会を欠かさない気の置けない連中の中の二人にカミングアウト。
ついでに人を殺めてしまったことも。。。。
彼女の失踪、他の仲間の離婚と失踪、殺人事件を追う刑事と同部であった新聞記者等など。
人は性差を超えることはできないのか?
男であるとか女であるとか、そういうことを気にしないで生きて行くことができる社会を切望することは無理なのか?
そんな「片想い」が綴られていました。
昔の仲間の友情の想いもしみる作品でした。

やっぱり離婚しちゃったんだね・・・