少女達がいた街

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いや、これはなかなか面白い作品でした。
前半は1975年(わたしゃ小学生でロックなんてわかんなかった時代だ)のロックシーンが少女達を通して描かれている。
「ノンノ」と呼ばれる少女とその親友のロックバンドのドラマー「チアキ」、そしてノンノと似た少女の「ナッキー」。
そして後半は一気に21年後になっていて、謎の殺人事件を、それも時効になった事件を追う刑事の執念の物語。
ミステリーですねぇ。
意外な展開&結末にびっくり。
ストーンズやパープルなど私より上の世代が狂喜乱舞した時代、グルーピーなんて死語もでてきたり、彼、彼女らの青春グラフティーの様相から謎の火災と他殺死体が2体、そして記憶を無くした少女が一人。
私はすっかりニックネームに騙されて右往左往してしまいましたよ。
記憶を無くした少女の本名が「ナツキ」で、これがミソなのだが。
焼け跡に残された少女の遺体は誰なのか、記憶を無くした少女は誰なのか。
刑事の男も21年前の話に登場していた人物で、思わずニヤリと。(^^ゞ