少年計数機 − 池袋ウェストゲートパークII

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池袋ウェストゲートパーク シリーズ第2弾である。
相変わらずマコトはかっこいいねぇ。
群れない一匹狼。
でも他者を拒絶しているわけではない。
この池袋ウェストゲートパーク界隈をこよなく愛する男。
不器用で憎めない、結して表舞台には上がらないけど、若者の憧れのヒーロー。
裏社会の人たちからも一目置かれているが、裏切りや人の死ぬことに関しては断固拒否して熱く立ち上がる。
そんな彼もこの物語の終章で初めて「殺し」に関わる。
自業自得であり、不可抗力であり、彼が直接手を下したわけではないのだが、ほっておくと死ぬことになるヤツを放置してその場を去る。
果たして、この彼が取った行動はその後の彼の人生ににおいて影響を与えるのか否か。
またこのシリーズを読んでみたいと思う。