真夜中の神話

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真保さんの作品は「ホワイト・アウト」に続き2作目。
期待が大きかった分、落胆も大きかった。(^^;
神懸った特殊能力系のお話は、ちょっと引いてしまう。
イルカやコウモリのような超音波を発することができる少女を巡るドタバタ活劇といえば言い過ぎか。
この少女(インドネシアのとある部族の)の歌声を聞くと傷がいえるのが早くなったり寿命が延びたり。
だから部族の中で神として崇められていたのだが、そこにカトリックが絡んだり吸血鬼伝説が絡んだりしっちゃかめっちゃかで意味判らん。
細部まで綿密に練られていて、圧倒的なスケール感が素晴らしかった「ホワイト・アウト」に比べると、あまりにも稚拙な内容に思わず居眠りも何度か。(^_^;