怪笑小説

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いやぁ、これは可笑しい。
大いに笑える。(^m^)
9編からなる短編集なんですけどね、いずれも優れてるんですが特に気に入ったのが「鬱積電車」かなぁ。
これはよく電車内のことを観察していらっしゃる。
みなさんのイライラぶりがもう単純に笑えます。
最後の毒の一振りがこれまた。(笑)
「超たぬき理論」も抱腹モノです。
ぶんぷく茶釜がUFOって・・・どういう発想?(爆)
「あるジーサンに線香を」は切ない。
戦争で青春時代を棒に振った老人が人体実験で若返り手術を受け、青春を取り戻すのだが効能が長続きせず日に日に元の老人に戻る様が痛々しくて笑えなかった。
それにしても東野さんって、やはり根が大阪の人やねぇ。(^^)
1つ1つの作品に後書きを書いているあたりは律儀というかなんというか。
解説者の真保氏が書いているように照れ隠しなのかもしれない。(^^ゞ