『ゲームの名は誘拐』と『東京下町殺人暮色』

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父と子、父子家庭と家政婦とが遭遇する若い女性二人のバラバラ殺人事件。
父は刑事、そのバラバラ殺人事件を捜査する当事者であった。
その子は中学生で町で噂されている日本画家の異端児の老画伯の家で若い娘が入って二度と出てこない、夜に庭に穴を掘ってその女を埋めているとう話の真相を級友と一緒に解明しようとする。
人の命をもてあそぶ二人の若者とそれに翻弄された息子を助ける為に仕組んだ親の所業のおぞましさ、その彼らの事件に巻き込まれた中学生と家政婦の運命やいかに。(^^;
老画伯が描いた唯一の大作が見る者に訴えかける。
偽装誘拐、それは自分のプロジェクトを否定した大企業の副社長への挑戦状。
きっかけは副社長邸から壁を乗り越えて外へ逃亡した副社長令嬢との接触
彼女には公に出来ない現実を背負っていた・・・・はずだったのだが。。。
そう、すべてが計画通りに、そして誘拐というゲームに勝利したはずだった。
だが、その裏には思いも寄らぬ罠が仕掛けてあった。
大どんでん返しとはこういうのを言うのだろう。
面白いゲームであったことは確かである。
参加したくはないが。(^^ゞ