レイクサイド

71

ある湖畔の別荘に中学受験の勉強合宿として4組の家族が集合。
その時に起こった殺人事件のお話。
そこに参加していた家族、母親と子供だけ、と思ってたら招かれざる感じの夫も参加。
そこへ突然に夫の浮気相手が来訪。
その浮気相手が何者かに殺される。
その何者かは夫の妻だった・・・・
ところがそこに参加していた他の家族がその罪を共有して殺された女を始末し、証拠隠滅を図る。
何とも不思議というか不可解な行動。
そらそうでしょ、赤の他人の殺人事件を皆で隠蔽しようとするのだから。
それを唯一納得していない殺された女の浮気相手である夫が名推理で事件の謎に挑む。
最後にあっという結末が・・・・
なるほど、そこへ持ってきましたか。
作りこみが深いねぇ、さすがは稀代の推理小説家だわ。
結局最後まで真犯人が確定することはないんですけどね、夫婦には判ってしまうんですけど。
親と子の絆の物語でもあるのです。
たとえ血が繋がっていなくても。