破裂
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なんかすごい読み応えがありました。 ページ上下2段構成450ページもある。 400字詰め原稿用紙1,143枚だとか・・・ 内容は面白くてサクっと読めてしまいました。 ジャーナリストから転身したノンフィクション作家と、その彼に「痛恨の症例」という現役の医者から今までにあった医療ミスをルポする麻酔科医。 その過程で出てくる医療ミスを犯した次期心臓外科医教授候補のエリート助教授と、彼を相手に裁判を起こす美人妻。 エリート助教授を操って自分の思いのまま老人の命をコントロールしようと試みる厚労省の役人。 この5人がいろいろ絡んで話が進む。 その話の中には、日本が今抱える医療過誤、老人過多、医療保険の赤字化、安楽死等々、考えさせられるお話のてんこ盛り。 作者は阪大医学部卒で現役のお医者さん。 なんか海堂さんと一緒だなぁ、厚労省の役人が出てくるところ、麻酔科医に焦点を当てているところもおんなじだし(チームバチスタの栄光)。(^^ゞ |
大阪出身なので、出てくる地名や鉄道、駅名が妙に現実的で・・・でも学校や病院名などの固有名詞は微妙に、というか「クス」っと笑ってしまうような名前に変えてあったり。
・大阪大学 → 阪都大学
・国立循環器病センター → 国立心臓病センター
・灘高校 → 潮高校
相変わらずどうでもいいことに反応している自分。(^_^;
ま、「考えさせられる」なんて高尚なこと書いてしまったが、多分なにも考えないと思ふ。(笑)
気にはなるんだけどね・・・
身近に手術・入院した人がいるからね、幸い過誤はなかったけど。
両親も高齢だし、自分も人生の折り返し地点を通過しているので人事ではないし。