騙し絵の館

3

ちょっと内容が暗かったか。
冒頭で少女が父親からプレゼントされたマッチを使って火遊び中に失火し、家が全焼して少女を残して全員焼死。
(この時点で突っ込み;マッチをすって火の起こし方を見せ付けた後にそれを渡して少女を一人にしますか? 親としてどないやねん!)
それから幾年も過ぎて連続少女誘拐殺人という猟奇的な事件と微妙にリンク。
デビューしていないミステリー作家(それってどうよ)が自身の作品中の探偵になりきって、この連続少女誘拐殺人事件を推理していく。
その過程で、年老いた『少女』が、冒頭の失火少女だったことを暴こうとして逆に自身の隠された過去が暴かれてしまう。
伏線張りまくりのミステリー作品だったので、確認のために何度となく遡って読み返してみたり・・・・疲れましたわ。