夜行

115

読了。

不思議だ。
不思議な作品だ。
なんとも言えない読後感。
ラストはどう解釈すればいいんだろう?
虚実逆転、どっちがリアルな世界?
つかみどころが見当たらん。
異世界に迷い込んだ気分だ。
むむっ。。。。
ま、著者も自由に解釈せよということなのでアレということにしておこう。(^^;

内容は、昔の仲間が旅先で出会った不思議な体験を語り出すというもの。
一人の画家が描いた「夜行」という絵の中を偶然にも体験していて、どこか怪談じみた内容だ。
そしてそこかしこに、10年前に突然失踪した一人の女性の痕跡が。
皆忘れられないのだ。
そういう意味では、ちょっとほろ苦い青春の味もするだろうか。
やはりつかみどころがなく、不思議な世界だ。