迷宮百年の睡魔

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読了。

この物語に出てくる海上都市「イル・サン・ジャック」がフランスの「モン・サン=ミシェル」を思わせた。
行ったことないけど。(^^;

ミチル、復活したんだ。
前作で壊れたからね。
またしても訪れた街にはメグツシュカ女王がいて、何と前作の女王デボウと瓜二つ。
デボウは娘ということだ。
で、殺人事件が起きるのだがそれは置いておいて、女王の息子シャルル・ドリィ王とクジ・アキラとの関係や一年近く眠らされるなど精神的に辛い思いをする。
でで、最後にもっと衝撃的な事実を知らされ、それでもなお人としての尊厳を失うことなく生きろと言われる。
「人間」とは何か、その定義は?
「生きてる」とは何か、その定義は?
SF要素あり、ミステリー要素あり、ファンタジー要素あり、でもやはりこれは哲学書ではないかと。
百年シリーズはあともう一作ある。
その答えが知りたい。