ママの狙撃銃

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読了。

40過ぎの主婦、実は凄腕スナイパー。
16歳にして初仕事。
仕留めたのは一人だけだが、その後日本に渡って普通に日本人と結婚し、一女一男をもうけ、普通に暮らしていたのだが、15年ぶりの依頼が舞い込む。
そんなお話。
キテレツだが中々の面白い。
暗殺者として後ろ暗い主人公だが、 家族のために割り切って(割り切れないのだけど)仕留める。
読んでる方はなんとなく痛快。
ゴルゴも真っ青。
家族のために立ち上がる女は怖い。
娘をイジメた同級生をライフル銃で脅すあたりは思わず「撃っちゃえ」って思ったわ。(え)
ラストはしみじみ。
生きることを選択した主人公は、仕留めた男どもの幻影を従えて前を向く。