スローバラード

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読了。

1980年代を回想する「モーニング」。
1990年代、〈弓島珈琲〉を始めた「コーヒーブルース」。
2000年代、39歳になった「ビタースイートワルツ」。
そして、事件の連鎖が呼び起こした〈あの頃〉の記憶と私たちの絆「スローバラード」。
ダイ シリーズ第4弾、珈琲店を主舞台としたミステリー。

本作で、やっと「今」に追いついた。
ダイは私と同世代だ。
だけどこの物語に出てくる連中って、ちょっと「オトナ」過ぎないか?

今回は仲間の子供(高校生)の家出から端を発し、不登校の女子生徒の失踪、そして野球部監督が瀕死の重傷。
野球部繋がりで、そこには性的マイノリティの問題があった。
時は人を変えるのか?
変われるのか?
30数年前の忘れたくても忘れられないことに決着を付けたダイ。
シリーズとして終了なのか?
それとも。。。